2025年9月28日から29日に東京都で開催された第70回日本母親大会と北海道母親大会が独自に企画した30日の見学学習会に参加しました。
 私が北商連へ入局したのがコロナ禍の2020年8月だったため、入局した翌年は完全オンラインで日本母親大会in沖縄が開催され、その後もオンライン視聴をしていましたが、北海道母親大会として団を組んで参加するということもあり、初めて現地参加させていただきました。北海道からの参加者は37名でした。12年ぶりに東京で開催され、現地・オンライン合わせ全国から延べ1万3000人が参加しています。

 第70回を記念する日本母親大会は、「いのちの砦は渡さない」をスローガンに1日目「子どもと教育」「くらし、権利、労働」「平和と民主主義」「ジェンダー平等社会の実現」など、さまざまな問題をテーマにした分科会で学びました。「税金は暮らしに」の分科会へ参加し、57人が参加しました。助言者は浦野広明税理士でした。小学校に上がる前、姉と近くの商店に買い物に行きその時には当たり前のように税金を支払い買い物をしていました。なので数年前まで税金を支払うのは“あたりまえ”だったのですが、この数年で怒り奮闘しています。消費税導入の歴史や問題点、憲法に基づく税のあり方を解説してくれていました。一番驚いたことは、日本と各国の様々な差についてです。毎月行っている消費税廃止各界連道の会宣伝では付加価値税の減税または廃止をしている国や地域が年々増えて行っていることについては知っていましたが、先進国では選挙の投票率も高く、スウェーデンでは常に80%以上の投票率があることには驚きました。日本でも投票率を上げて国政を変える事が大切であると話されていました。

 2日目の全体会は、東京国際フォーラムで開催され、フリージャーナリストの布施祐仁さんが記念講演「戦後80年と不戦の決意―日本とアジアを再び戦場にしないために」を行いました。戦争と平和問題に25年間取り組んできたけれど島々の基地にミサイルが配備されていること、石垣島には新しい自衛隊の基地が作られ日米共同で実戦さながらの訓練をし、日本政府は「自衛隊基地が抑止力になる」と言いながら今は、「戦争になったら危ないので九州や山口に避難を」と住民12万人の避難計画を進めているなどと告発し、今ほど戦争危機を感じる時はないと沖縄・石垣島で行われた米軍と自衛隊の共同訓練についても話してくれました。現地で取材をしている時に出会った沖縄の島でパイナップル農家を営んでいる方に取材をした時「米軍基地がどんどん増えて、ここもいつかは戦場になると思うと本当に辛い」という話を聞いた時、同じ日本という国にある地域。なぜ安心に暮らせないのか、なぜこんなにも辛い思いをしなければならないのか。いつになったら沖縄で暮らすひとたちが、暮らしなれた地域で安心して生活ができるのかと胸が苦しくなりました。布施さんは最後に「1人の1歩より100人の1歩の方が重要です。今聞いたことを自分なりに理解して周りの人に話せるようになってほしい」と結びました。

 母親大会終了後、有楽町イトシア前で行われた新婦人主催の「パレスチナ緊急宣伝行動」が行われ、北海道から18名が参加し一刻も早い停戦とパレスチナ問題の解決を求めると北海道母親大会連絡会の柴田事務局長が代表して発言しました。

 30日に行われた見学学習会では、夢の島へ第五福竜丸を見学に行きました。2024年の日本母親大会の記念講演が第五福竜丸展示資料館学芸員の安田和也さんで、その時初めてお話を聞いて「いつかは見学してみたいな」と思っていたので実際に見学に行けたことがとても嬉しかったですし、とても勉強になりました。学生の頃授業でビキニ環礁水爆実験の話もされていましたが、当時の先生は「なぜこの実験が起きたのか」「どれだけの人が犠牲になったのか」などには触れられることがなかったため、決して感動するいい話ではなかったけれど、原水爆禁止署名ができたのはビキニ環礁水爆実験がおき民商会員の魚屋さんが始めたことがきっかけだった背景も知ることが出来ました。

 母親連絡会の事務局会議などで議題に出るたびに「さすがに3日は長いな・・・。」と思った日本母親大会と独自の見学学習会ですが、振り返れば本当に色濃く学べる時間を過ごせたことに感謝しかありませんし、北海道から参加された方の貴重なお話を聞く事が出来て、とてもいい機会となりました。初めての日本母親大会の参加で事務局としてもたくさん足を引っ張ったに違いありませんが、道母親連絡会として団を組むにあたって、ご協力いただいた旅システムの青木さんの現地での引率にも勉強になりました。とても貴重な時間を過ごさせていただいたことに、本当に感謝します。ありがとうございました。

北海道商工団体連合会 佐藤 留美子